イギリス民謡として親しまれている「グリーンスリーブス」をソロギター向けに編曲してみましたので、楽曲の情報諸々について書いてみたいと思います。
「目次」より、気になる点だけでもご覧いただけると嬉しいです。
目次
グリーンスリーブスのソロギター楽譜
以下リンクよりご覧ください。※チャンネル登録・高評価いただけると嬉しいです!
【楽譜動画】
参考演奏の動画もアップしました。
こんなに速く弾かなくても大丈夫だと思います。
【ソロギター動画】グリーンスリーブス
【楽譜PDF】
【ソロギター楽譜】グリーンスリーブス
グリーンスリーブスのコード進行とフレーズの特徴
グリーンスリーブスのコード進行と、フレーズの特徴について書いていきます。
グリーンスリーブスのコード進行
「Amキーの場合」ですが、グリーンスリーブスのコード進行は以下のような流れです。
〇Aメロ
Am→C→G→Am→E
Am→C→G→Am→E→Am
〇Bメロ
C→G→Am→E
C→G→Am→E→Am
マイナーキーの楽曲としては王道のような、シンプルかつきれいなコード進行となっています。
グリーンスリーブスのフレーズの特徴
グリーンスリーブスのフレーズの特徴として、「メロディが2パターン存在する」という点があります。
イングランドの古典音楽の特徴を色濃く残すドリア旋法版(レ、ファーソ、ラーシラ…)
近代西洋音楽の短音階と同様のエオリア旋法版(レ、ファーソ、ラー「シ♭」ラ…)
【参照】グリーンスリーブス - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B0%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%96%E3%82%B9
「どちらのバージョンも間違いではない」とされていますが、今回の編曲ではエオリア旋法版としました。※近年は、こちらの方が良く聴く気がします。
グリーンスリーブスのおすすめギター動画
色んな方が演奏されていて、どれも素敵なのでご紹介させていただきます。※敬称略
村治佳織
日本屈指のクラシックギタリスト、村治佳織さんによる演奏。
中盤では変奏曲のように、主題を表情豊かにアレンジしたメロディが展開され、聴いていて非常に楽しい気持ちになる名演奏です。
押尾コータロー
クラシックギター以外ではあまり演奏されない楽曲ですが、こうした楽曲もアレンジされる押尾さんは流石ですね。
ドリア旋法だったりエオリア旋法だったり、中盤ではまさに「押尾節」と言わんばかりのパワフルな演奏で、終止飽きさせないようなアレンジとなっていて、圧倒されます。
石田忠
江部賢一の編曲によるソロギター版です。ドリア旋法版です。
個人的には、初めて聴いたのがドリア旋法版だったので、こちらの方がしっくり来ます。
終止のフレーズでsus4コードが使われているなどお洒落な編曲です。
北田奈津子
江部賢一の編曲によるギターデュオ版です。
主題の後の軽快なリズムが楽しい雰囲気のアレンジです。
おわりに
グリーンスリーブスについて、つらつらと書かせていただきました。
古くからギターで演奏される名曲ですが、今回色々と調べ、改めて魅力に触れることができました。
シンプルで親しみやすいメロディなので、アレンジのしがいがありますね。
初心者の方でも演奏しやすいアレンジであることが多く、初心者向け楽譜集などでもよく載っていたりしますので、「ソロギター初挑戦」という方も安心してチャレンジできる良曲だと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。