「30代からギターを始めるのって遅いのかな…」
「楽器経験ゼロなんだけど、大人からでも弾けるようになる?」
「子どもの頃からやっていないとダメなのでは」
結論から言うと、全然遅くないです。
私はクラシックギターを高校1年生(15歳)から始めましたが、ギター教室に通っていた約8年間、教室では30代・40代・50代から始めた方がたくさんいました。
その方々が楽しそうに弾いている姿を見てきたからこそ、「大人から始めても全く問題ない」と自信を持って言えます。
今回は、大人からクラシックギターを始める方に伝えたいことをまとめます。
目次
【①】大人から始めるメリットは意外と多い
「子どもの頃から始めていれば…」と思うかもしれませんが、大人から始めるメリットもあります。
「弾きたい曲」が明確
子どもが教室に通う場合、「親に言われたから」というケースも少なくありません。
大人は「この曲が弾きたい」「こういう演奏に憧れた」という明確な動機があるので、モチベーションが最初から高いです。
これは上達において非常に大きなアドバンテージです。
自分で考えながら練習できる
「なぜここが弾けないのか」「どう練習すれば効率的か」を論理的に考えられるのは、大人ならではの強みです。
子どもは感覚で覚えるのが得意ですが、大人は「理解して覚える」ことができます。
経済的な余裕がある
良いギターを買える、教室に通える、楽譜やTAB譜を購入できる。
練習環境を整える上で、経済力は大きな武器です。
【②】「上達が遅い」は本当?
「大人は子どもに比べて上達が遅い」とよく言われますが、これは半分正しく、半分間違っています。
指の柔軟性・反射速度は確かに違う
子どもの方が指が柔らかく、新しい動きを体に馴染ませるスピードは速い傾向があります。
これは事実です。
でも「趣味として楽しむレベル」は十分到達できる
プロのコンサートギタリストを目指すのでなければ、大人からでも十分なレベルに到達できます。
ギター教室に通っていた頃、とあるクラシックギターコンクールで入賞した50代の方がいました。
平日は会社員として働き、土日だけギターを練習されている方でした。
練習時間の総量だけでなく、密度や「少ない頻度でも必ず続ける」習慣こそが大事なのだと、そのとき強く感じました。
【③】最初に何を準備すればいい?
大人からクラシックギターを始めるにあたって、最低限必要なものをまとめます。
ギター本体
最初の1本は、楽器店で5万円前後のものを選べば十分です。
それ以下になってくると弾きにくかったり、上達の妨げになることがあります。
「弾きやすいギター」を選ぶことが、挫折を防ぐ一番のコツです。
迷ったら楽器店で「初心者向けのクラシックギターを探しています」と伝えれば、予算に合ったものを提案してもらえます。
チューナー
クリップ式のチューナーを1つ持っておけば、すぐにチューニングできます。
KORGのものが定番で間違いないです。
サイレントギター(マンション住まいの方)
マンションやアパートに住んでいる方は、騒音が気になって練習できないケースが多いです。
YAMAHAのサイレントギターがあれば、深夜でも早朝でも、時間帯を気にせず練習できます。
私は20年近く使っていますが、これがなかったらここまで続けていなかったと本気で思います。
クラシックギター奏者向けは「SLG200NW」(太いネック仕様)です。
アコギから始めたい方はスチール弦モデルの「SLG200Sシリーズ」もあります。
【④】独学と教室、どっちがいい?
大人から始める場合、「独学」か「教室」かは迷うポイントだと思います。
私の結論は「どちらでもいい。目的と性格で選ぶ」です。
教室に8年通った経験から言うと、上達スピードは間違いなく加速します。
特に、譜面から運指に落とし込む力やフレーズの解釈は、先生に教わることで格段に伸びました。
同じ趣味の仲間との交流も、教室ならではの価値です。
一方で、レッスン前の「練習しなきゃ」というプレッシャーは結構なストレスでした。
プレッシャーなくマイペースに楽しみたい方は、独学の方が向いています。
詳しくはこちらの記事にまとめています。
【⑤】最初に弾く曲は何がいい?
「自分が弾きたい曲」を最初に選ぶのが一番です。
とはいえ、いきなり難しい曲に挑戦すると挫折しやすいので、初心者向けの曲から入るのがおすすめです。
禁じられた遊び(愛のロマンス)
クラシックギターの超定番曲。
「ギター弾けるの?じゃあ弾いて」と言われたとき、この曲が弾けると様になります笑
グリーンスリーブス
シンプルな曲でソロギターの基本が身につく、入門に最適な1曲です。
Yesterday(ビートルズ)
世界で最も有名な曲の一つ。
メロディがシンプルで美しく、ソロギターでも十分映える見事な楽曲です。
その他のおすすめ曲は、こちらの記事で難易度別にまとめています。
【⑥】大人ギタリストが挫折しないためのコツ
完璧を求めすぎない
大人は「こうあるべき」という理想が高くなりがちです。
最初から綺麗に弾こうとすると、できない自分にストレスを感じてしまいます。
「70点でいいから、まず1曲通して弾ける」を目指す方が、楽しく続けられます。
毎日15分でいい
「まとまった練習時間が取れない」と悩む方が多いですが、毎日15分で十分です。
週末に2時間まとめて弾くよりも、毎日15分の方が上達は早いです。
他の人と比べない
YouTubeで上手い人の演奏を見ると「自分には無理だ」と思うかもしれません。
でもその人たちも最初は初心者でした。
比べるなら「昨日の自分」と。
1週間前より1小節でも先に進んでいれば、確実に上達しています。
おわりに
クラシックギターを大人から始めることについて書いてみました。
まとめると、
・大人から始めるのは全然遅くない。「弾きたい曲がある」というモチベーションが最大の武器
・上達が遅いのは半分本当だが、「趣味として楽しむレベル」には十分到達できる
・最初に必要なのはギター本体・チューナー。マンション住まいならサイレントギター
・独学でも教室でも、自分に合った方を選べばOK
・「完璧を求めない」「毎日15分」「他の人と比べない」が挫折防止の3原則
「始めたい」と思ったそのときが、一番のタイミングです。
年齢を理由にためらう必要は全くありません。
TAB譜の一覧はこちらからご覧いただけます。
PiascoreでTAB譜を見る
Youtubeチャンネルはこちら。
shindome - Guitar(YouTubeチャンネル)
初心者向けのおすすめ練習曲については、こちらの記事もどうぞ。
最後まで読んでいただきありがとうございました。


