名作映画「ティファニーで朝食を」の挿入歌「MoonRiver(ムーンリバー)」をソロギターでアレンジ・演奏しましたので、曲について書いていこうと思います
自身の楽譜(TAB譜)・ギター演奏動画リンクも貼っていますが、楽曲自体・ソロギター全般についての内容も多く書きましたので、「目次」からご興味のある部分だけでもご覧いただけると嬉しいです。
目次
MoonRiver(ムーンリバー)の概要
「MoonRiver(ムーンリバー)」は1961年公開の映画「ティファニーで朝食を」の中で、主演のオードリー・ヘプバーンが歌った曲です。
作詞はジョニー・マーサー、作曲は映画音楽で有名なヘンリー・マンシーニによるものです。
ヘンリー・マンシーニ自身は「『ムーン・リバー』はオードリーのために書かれたのです。」と語っており、元々はオードリー・ヘプバーンの声域に合わせて書かれています。
同作オープニングではインストゥルメンタル版が使用され、今日に至るまで多数のアーティストによってカバーされており、とても親しまれている楽曲となっています。
ソロギターアレンジもよく行われており、ゆったりした曲調であることから、編曲にもよりますが比較初心者の方にも弾きやすくなっていることが多いです。
MoonRiver(ムーンリバー)のソロギター楽譜/動画
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楽譜PDF
【ソロギターTAB譜】Moon River(ムーン・リバー)
楽譜の動画
【ソロギターTAB譜】MoonRiver(ムーンリバー)【動画】
演奏動画
【ソロギター】MoonRiver(ムーンリバー)
MoonRiver(ムーンリバー)のコード進行とフレーズの特徴
MoonRiver(ムーンリバー)のコード進行と、フレーズの特徴について書いていきます。
MoonRiver(ムーンリバー)のコード進行
主要なフレーズのコード進行は以下の流れです。(転調前まで)
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【イントロ】
F
【Aメロ】
F→Dm7→B♭7→F/A
B♭7→F/A→Em7♭5→A7
Dm→F7/C→B♭→D#7#11
Dm→Dm7/C→Bm7♭5→E7→Am→D7→Gm7→C7♭9
【Bメロ】
F→Dm7→B♭7→F/A
B♭7→F/A→Em7♭5→A7
Dm→Dm7/C→Bm7♭5→B♭7→F/A→B♭→F/A
B♭→F/A→Dm→Gm7→C7♭9→F
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MoonRiver(ムーンリバー)のフレーズの特徴
序盤からオンコードやテンション系コードもあったりと、とてもお洒落なコード進行となっています。
A7やBm7♭5を始め、キーから外れた音が連続する進行もあり、それが独特な浮遊感に繋がっています。
特に、以下進行の【】部分では♭5や♭9といった音も交えた4度・5度の進行が続いており、とてもお洒落な雰囲気の進行となっています。
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Dm→Dm7/C→【Bm7♭5→E7→Am→D7→Gm7→C7♭9】
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クラシックギターの名曲「カヴァティーナ」でも、「E→A6→DM7→GM7→CM7」と、似たような4度・5度の進行が使われています。
どちらの曲も、ゆったりとしたテンポ・メロディと浮遊感のあるコード進行が見事にマッチした名曲と言えます。
MoonRiver(ムーンリバー)のソロギターアレンジについて
今回は、映画「ティファニーで朝食を」のオープニングで流れていたバージョンを基に、ソロギター向けに編曲してみました。
コードや途中の転調・エンディングなどは比較的忠実かと思います。
メロディが盛り上がる箇所や、終盤でアルペジオを多用している箇所は、少々自由に音を入れてみました。
「弾きやすさ」は意識したところでもあるので、見た目よりも簡単で、無理な運指は少ないはずです。
ソロギター初心者の方には後半のアルペジオが少し難しいかもしれませんが、ちょうどチャレンジしがいのあうる難易度になっているかと思います。
それでも難しいフレーズなどがあれば、メロディ・ベース音以外の音は適宜省いていただいて大丈夫です。
おすすめのMoonRiver(ムーンリバー)ソロギター動画
独断になりますが、個人的におすすめのソロギター演奏動画をご紹介させていただきます。※敬称略
村治佳織
クラシックギターのトッププロとして有名な村治佳織さんの演奏です。
独奏→オーケストラとのアンサンブルといった編成となっていて、ソロギターではないですが、とても素敵なアレンジです。
一音一音の美しさが圧倒的で、「流石」の一言です。
龍藏
ソロギター界隈で有名な龍藏さんの演奏です。
シンプルながら楽曲の良さを引き出すアレンジが素晴らしいです。
後半は解説も付いているので、練習にも活用できます。
初心者の方でも弾きやすいアレンジだと思います。
Sandra Bae
アコギのフィンガーピッキングで、繊細なハーモニクスのフレーズが印象的な演奏です。
幻想的な雰囲気も漂う、とても素敵なアレンジとなっています。
秋山公良
クラシックギターの温かい音が印象的です。
流麗なアルペジオが素敵な、安心して聴けるアレンジです。
和水 真(いずみしん)
アコギのフィンガーピッキングながら優しく繊細な演奏が素敵なアレンジです。流れるような細かな音階フレーズが心地良いです。
TAB譜も付いてて親切です。
おわりに
つらつらと書かせていただきました。
今回色々と調べてみて、近年でもよく親しまれている楽曲であることを再確認しました。
アレンジにもよりますが、難易度的には演奏しやすい方だと思うので、ソロギター初心者の方にチャレンジしていてだきたい、おすすめの楽曲です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
【ソロギターTAB譜】Moon River(ムーン・リバー)【PDF】
【ソロギターTAB譜】MoonRiver(ムーンリバー)【動画】
【ソロギター動画】MoonRiver(ムーンリバー)【演奏】
