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【TAB付・基礎練習動画】クラシックギター初心者におすすめの基礎練習・練習方法まとめ【ソロギター】

更新日:

「独学でクラシックギターを始めたけど、何から練習すればいいか分からない」

「ソロギター向けの、おすすめの基礎練習を知りたい」

といった声をちらほら聞きます。

今回は、クラシックギター初心者におすすめの基礎練習動画をまとめました。

始めたばかりの初心者の方~中級者の方にもおすすめのTAB付・一緒に弾くだけの動画になっていて、1日1回・毎日の練習にご活用いただけます。

独学でクラシックギターを始めた方・アコギで指弾きのソロギターに挑戦したい方にもご活用いただければと思います。

クラシックギター初心者におすすめの基礎練習

【重要】と書かれているものは、できる限り1日1回を目安に続けていただくと良いです。

【重要】スケール(単音)とアルペジオ(分散和音)の基礎練習

【1日1回約12分】TAB付き・クラシックギターが上手くなる基礎練習【初心者向け】

基礎となるスケールの単音弾きと、クラシックギター・ソロギターで頻繫に出てくるアルペジオの基礎練習です。

ギターの技術を総合的にトレーニングできる、特に「1日1回」を継続いただきたい基礎練習です。

私自身はクラシックギター歴20年弱ですが、未だにこれはウォーミングアップ代わりに毎日やってます。

【重要】メロディとベース音を同時に弾く練習①(メロディ中心)

【TAB付・初心者向け】ソロギター基礎練習 - メロディとベース音の同時弾き

ソロギターで重要となる、メロディとベース音を同時に弾くための基礎練習です。

メロディに動きがあるパターンとなっていて、実際の曲中で頻繫に見かける動きなので特に重要です。

この練習がある程度以上のスピードで弾けるようになれば、ソロギターで困るケースは相当減ってくるかと思います。

メロディとベース音を同時に弾く練習②(ベース音中心)

【1日1回 5分半】TAB付き・低音と高音を同時に弾く基礎練習【初心者向け】

こちらも、メロディとベース音を同時に弾くための基礎練習です。

親指に動きがあるパターンとなっていて、どちらかと言えば①の方が重要です。

とは言え、このパターンは実際の曲中でも時々見かけるので、慣れておいた方が良いです。

ハンマリング・プリングの練習

【TAB付・初心者向け】ハンマリング・プリングの基礎練習

速いフレーズや滑らかなニュアンスを出したいときに便利なハンマリング・プリングの基礎練習です。

正直、退屈な基礎練習の中でも弾いてて特につまらないものですが、その分効果は高めです。

私は初心者時代にこの練習を数ヶ月重点的にやって以降、20年近く実践のハンマリング・プリングで困ったことはありません。

トレモロの基礎練習(「アルハンブラの思い出」を弾きたい方向け)

【1日1回4分弱】トレモロ上達トレーニング【TAB付・初心者向け】

クラシックギターの名曲「アルハンブラの思い出」などで必須となるテクニック、「トレモロ」のための基礎練習です。

「トレモロ」はポップス曲など、通常のソロギターではまず出てこない奏法なので、個別に練習する必要があります。

逆に、「ポップスのソロギター曲だけ弾きたい」とか「トレモロ曲はやるつもりない」といった場合は、後回しで大丈夫です。
※でも案外、これをマスターすると普通の弾き方の精度もめちゃくちゃ上がるのでおすすめです。

「アルハンブラの思い出」を弾きたい方にはそれ用の練習動画もありますのでご参考ください。

【初心者向け・簡単運指】動画で覚える「アルハンブラの思い出」【TAB譜+弾き方解説】

「アルハンブラの思い出」の難易度・演奏者・楽譜(TAB譜)・練習方法まとめ【アルハンブラ宮殿の思い出】

クラシックギターの上達に基礎練習は必要なのか?

そもそも、基礎練習は上達のために本当に必要なのでしょうか?

個人的には「99%の人にとっては必要」と思います。

特に、独学でクラシックギターをやっている・アコギのソロギターに興味があるという方にこそおすすめしたいところです。

というのも、当然ですが「基礎練習でも弾けない速さの曲は演奏できない」からです。

42.195km走った経験のない人が、いきなりフルマラソンを完走できるわけないのは万人が「そりゃそうやろ」と思うはずですが、ギターも同じです。

弾けないフレーズを含んだ曲は演奏できません。

基礎練習で総合的な技術をトレーニングした上で楽曲に挑戦した方が、効率的にマスターできる傾向はあると思います。

また、私自身の経験として基礎練習を疎かにしていない時期の方が演奏の安定感が高く、総じてコンディションが良いです。

疎かにしている時期は曲中でも細かな弾き損じが増えるなど、トータルの演奏クオリティが低くなりがちでした。

反面、ミュージシャンの平沢進さんは過去にこんなツイートをしており、これまた「一理ある」と感じさせます。

しかしながら、仰るように「普通のギタリストにはなれない」のも事実といった印象です。

「自分は一芸特化のギタリストになるんや!」
と心から思える方なら良いかもしれませんが、私も含め大半のギター弾きにとっては「基礎練習はある程度時間を割くべき」といった印象です。

ある程度の基礎力がないと「最も弾きたいフレーズのコピー」も捗らないかと思いますし、どこかで「やっぱ一芸以外も大事だな」と立ち戻りたくなったとき、それまでのツケが重くのしかかってくるのは辛いです。
※コピーに大半の時間を割く、というのは全然アリだと思います。

目指すギタリスト像が明確にあるなら「弾きたいフレーズ中心」、ない場合は「基礎練習もしっかりやる」といった具合で良いかと思います。

おわりに

クラシックギターのおすすめの基礎練習をまとめてみました。

基礎練習に拘り始めると時間が無限に溶けていくので、「どんなに長くても1日20~30分」とか「毎日1時間弾くなら10分は基礎練習」など、区切っていただくと良いかと思います。

某プロのソロギタリストの方は「TVとか見ながらだけど1時間ずっと同じアルペジオのフレーズ弾いてます」と仰ってましたが、時間の限られている社会人ギタリストの方は、基礎練習だけに捉われなくて大丈夫です。

あくまで「目標の曲を弾くための補助」といったイメージで、楽しくギターを続けていきましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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