いざギターアンサンブル譜の編曲を初めてみたものの、なかなか続かない
とか
合奏譜をつくるモチベーションが湧かない
そんな方もいらっしゃるかと思います。
…とか偉そうに言っている私もその中の一人で、「やる気出ねえ。意識高い系の人たちってすげえな。」って常々思っています。
そう思いつつ色々と試行錯誤してきた中で、「これ効くわ」と感じたこと、結果としてモチベーション維持につながったコツがいくつかありますので、今回はその辺りのお話をできればと思います。
忙しい方は「目次」からご興味のある内容だけご覧ください。
もっと興味のある方は、ギターアンサンブル編曲の実践的なやり方がわかる以下のnoteを見てみていただけると嬉しいです。
【誰でもできる】ギターアンサンブル編曲の手順書
【コツその1.】「やるモード」に入りやすくする
正確な言い方をすると、「やるモード」に入りにくくなる要因を排除する、でしょうか。
具体的に言うと、「1モーションで作業開始できるようにする」ということです。
自身の例であれですが、基本的に私は編曲するときも当サイトの記事の更新も、ベッドの上で半分寝っ転がりながらPCを叩いて作業しています。
「デスクに座ってやった方が良いんじゃないの」って言われそうで、昔は自身もそう思っていたのですが、どうやら「環境を整えたベッド」の方が捗るようでした。
…自分語りばかりであれなのですが、要因排除の試行錯誤プロセスの参考例として見ていただけますと幸いです。
【試行錯誤①】デスクで作業
・リラックスできず、もはやそれ自体がストレスに感じ、取り掛かれない
・普段サイドテーブルにおいてあるノートPCを、デスクに持ってくるのが面倒
【試行錯誤②】ベッド+クッションテーブル
こういったものです。
そこそこいい感じではありましたが、
・膝上が暑い
・角度がいい感じにならない
・そもそも膝上に物を置くのがストレス
↑という事情から、試行錯誤を続けることに。
【試行錯誤③】ベッド+折りたたみスタンド
こんなやつです。
悪くはなかったのですが、
・「折りたたみスタンドを持ってくる動き」が面倒(重い・硬い・かさばる)
・もはや②の方がストレスが少なかった
↑といった点が気になり、トライ継続でした。
【試行錯誤④】ベッド+モニターアーム★←ここで決着
この手のものです。
〇良かった点
・上記NG項目を全てクリアできた
・かつ「アームを回すだけ」というワンモーションで作業開始できる
(・アームをどければワンモーションで寝られる)
という感じで、「なんかこれやだ」という要因を潰していくことで、少しずつでもやりやすい環境を作ることができるわけです。
(…賢い人なら最初に要因を列挙して対応できるのでしょうけども。。)
ちなみに、「ワンモーション」の一貫ですが、「PCは基本つけっぱなし・ギターも出しっぱなし」です。
「起動」だとか「ケースから出す」という余計な1モーションも、「今日はいいや」という考えに至らせるのに十分な威力があるからです。
※「クラシックギター出しっぱなし」に抵抗ある方もいらっしゃるかもですが、上記の「ギター出しっぱなし戦法」は、練習をサボりがちな方には超おすすめですので、一度試していただきたいです。
【コツその2.】アウトプットの場をつくる
これは割と単純ですが、
「◯◯があるから頑張ろう」
と思えるからです。
子供の頃を思い出していただきたいのですが、ピアノ教室など音楽のジャンルでは発表会、少年野球ほか各種スポーツのジャンルでは試合や大会が必ずあって、それに向けて辛い練習に励んできたはずです。
おそらく、そうした目標や節目がないと、それほど頑張れなかったのではないかと思います。
このサイトをご覧になる方の多くは、所属されるギターアンサンブル団体で合奏譜を編曲する必要が出て、色々お調べになっている状況かと思います。そうした方の場合は、演奏会などの予定もおありでしょうから、あまり心配はないはずです。
特段演奏会を行う予定がない方については、なんとかして人に見聴きしてもらう機会を設けると良いかと思います。
録音・動画を撮っておくのも良いでしょうし、後述するように楽譜の販売などを行うのも良いかと思います。
ちなみに、ドイツ人考古学者のハインリヒ・シュリーマンは語学学習の際、敢えて人を雇って自身の話を「聞いてもらう」ことで、それを励みに何カ国語もマスターしたらしいです。
それくらい、人に聞いてもらうこと、反応をもらうことはモチベーション維持に重要なようです。
【コツその3.】副業化してみる
…身も蓋もない話に思えるかもしれませんが、世の中便利になったもので、編曲した合奏譜は売ることができます。
例えば、「Piascore」という、楽譜ダウンロード販売サイトがあります。
PiascoreではJASRACと包括契約をしており、出品者は楽曲と作品コードのリストを提出するだけで簡単に出品が可能なので、忙しいサラリーマンの方でも比較的楽に、ちょっとした副業にすることができます。
※簡単だからこそ、副業化「する」という意気込みを要する温度感でなく、「してみる」という軽いニュアンスで触れています。
詳しくは以下の記事をご参考ください。
これ自体を一番のモチベーションにするのはあれかもですが、「せっかく作ったギター合奏譜で、少しお小遣い稼ぎができるかも」と考えていただくと、少しやる気が出てくると思います。
また、皆様感じていらっしゃるように、クラシックギターアンサンブルの世界は、合奏譜が何かと不足しがちです。(このサイトに辿り着くような方であれば、尚更そう思っていらっしゃることと思います。)
せっかく作られたその楽譜、誰かが必要としているかもしれませんよ。
まとめ
ギター合奏編曲のモチベーションを保つコツとして
・「やるモード」に入りやすい環境を整える
・アンサンブル演奏など、アウトプットの場や機会を設ける
・まずは気軽な気持ちで(リスクのない)副業化をしてみる
これらを意識する。
…ですが、一番大事なのはやっぱ楽しむことですかね。
楽しくないことはそもそも続きませんから。
冒頭でも触れた内容ですが、ギターアンサンブル編曲の実践的なやり方がわかる記事をnoteにてまとめましたので、ご興味のある方は見てみていただけると嬉しいです。
【誰でもできる】ギターアンサンブル編曲の手順書
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。