クラシックギターアンサンブル・ソロギター編曲のやり方、楽譜アレンジ・編曲のコツやらあれこれ

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ギターアンサンブル編曲 編曲の考え方

【はじめての方・編曲初心者の方へ】ギターアンサンブル譜を編曲するために必要なスキルとは?

更新日:

「ギターアンサンブル譜の編曲って、特別なスキルが必要になるんじゃないの?」
とお考えの方が多いであろうことを失念していました。
まずはそうした不安を払拭することころから始めたいと思います。

結論から申し上げて、
特別なスキルは不要
だと私は思います。

なぜか
というところについては以下に示す記事を順に見ていただけると嬉しいです。
【ギター合奏譜を作ろう】編曲しようと思った人が用意すべき3つのモノ
【ギター合奏譜を作ろう】実践編・はじめてのギター編曲3ステップ

が、この記事では「不安の払拭」に焦点を絞り、多くの方が「必要」と感じていらっしゃるであろう要素と「それが不要である理由」をつらつら書いていきたいと思います。

音楽理論

「え、いらないの」
と思われることでしょう。
大丈夫。一旦、ですがいりません。
「始めて編曲してみる」段階においては、楽譜を見たときに

・メロディ
・和音(アルペジオ)
・ベース音

「どの音が上記の役割に該当するか」だけ分かれば十分戦えます。
※もちろん、「始めての編曲」をきっかけとして音楽理論に興味を持たれた方は、ちゃんとした理論書を手に取られることをお勧めします。

幼き日に、文法なんか理解できなくとも親兄弟、友人と楽しく会話や読み書きができていたはずです。
編曲という一見高尚な行いも、「理屈は後から」で問題ないはずです。

音感

「え、これもいらないの」
と思われるでしょう。
これもまた「一旦不要」です。
これまた、このサイトではそうしたスキルがなくとも合奏譜を編曲することを趣旨にしていますし、上記の別記事を読んでいただくとお分かりいただけるかと思いますが、このサイトで中心としている編曲手法は
・楽譜の分解
・分解された楽譜の割り当て

が主です。

そこで必要となるスキルはむしろ「文章構成能力」や、ガントチャートを作るような「プロジェクト管理能力」に近いものだと思っています。
実際私もIT業界の経験があるのですが、幾度となく「あ、この仕事楽譜作るのに似てるな」と感じたものです。おそらく、社会人経験の長い方ほど「すっ」と内容が入ってくるのではないでしょうか。(むしろそうであってほしいと思ってます)

もちろん、やむにやまれずいわゆる「耳コピ」を必要とする場面は0ではありませんが、上記の「楽譜分解→割り当て」をベースとした編曲を行うことで、その苦痛の時間を極力少なくすることが可能です。
※私も絶対音感などは皆無で、耳コピは全力回避してきました。。

演奏技術

これまた必須スキルではないものと思います。
もちろん弾けるに越したことはないですが、「適度に弾ける」くらいのスキルで十分だと思います。
なぜかと言いますと、楽譜を作る段階では、実際にフレーズを弾いてみたときに、以下の区別がつけば十分だと考えるからです。

① 初心者でも(練習すれば)弾けるフレーズ
② 中〜上級者なら(練習すれば)弾けるフレーズ
③ 上級者が逆立ちしても弾けないフレーズ

もちろん、①②は採用して良いフレーズ、③はNGなフレーズです。
わかるでしょ、こんなの
と感じるあなたは多分大丈夫な方です。
嘘だと思われるかもですが、いるんです。
「ん?これ指どころか手が足りないよね」
ってフレーズをねじ込んでくる、心ない編曲者が。

そうした悲劇が二度と起きないよう、
上記①〜③のご判断が、実際にフレーズを弾いてみて判断できるくらいの演奏技術があれば十分
ということを記憶に留めておいていただけると嬉しいです。

必要なスキルとは

「ほならね、いったい何が必要なんですか」
って話かと思います。

最も重要なスキル、それは
「ホスピタリティ」
だと私は思います。

「説教聞きに来たんじゃねえんだよ、失せろ」
ですって?
逆の立場なら多分私もそう言っていたと思います。が、まあ聞いてください。ちゃんとした(?)理由もありますので。

「楽譜を手に取る人、演奏を聴く人のことを考えて、ベストな行動をとること」を意識できることこそが、何より必要なスキルだと思います。
例えば、和音を一音省くだけで運指が圧倒的に簡単になるなら、演奏者の負荷を考えてそうすべきですし、逆に難易度が上がろうとも、聴き手の視点で絶対に外せない音は、意地でも取り入れるべきであるはずです。

楽譜を作るにあたっては、練習が捗るようにパート譜も作ってあげるとか、リハーサルマークを入れて「◯◯の箇所からやるよー」といったフレーズ練習がしやすくなるようにする、といった配慮も大事だと思います。

編曲をする自分と奏者のスキルを考え、なおかつ聴く人が楽しめるよう、その時できるベストを尽くす。
そうしたホスピタリティをお持ちであることが、理論や音感、演奏技術なんてスキルよりも、よっぽどクラシックギター合奏付の編曲においては重要なことだと思います。

…多分ですが、この長くて拙い記事を頭からここまで読んでくれた方は、ホスピタリティ精神溢れる方だと思うので、大丈夫なはずです。
持ち前の優しさ、配慮で以って、素敵な楽譜を作っていただけると嬉しいです。

まとめ

「ギターアンサンブル譜の編曲って、特別なスキルが必要になるんじゃないの?」
という不安については、一見必要そうな以下のスキルは「一旦不要」と割り切る。
① 音楽理論
② 音感
③ 演奏技術

代わりに、「ホスピタリティの精神」を大事にし、奏者・聴衆に寄り添い、楽しんでいただけるような編曲ができるよう努める。

ちなみにですが、ギターアンサンブル編曲の実践的なやり方がわかる記事をnoteにてまとめてありますので、ご興味のある方は見てみていただけると嬉しいです。
【誰でもできる】ギターアンサンブル編曲の手順書

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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