「最近全然上達している気がしない…」
「同じところで詰まって、練習するのが億劫になってきた」
「独学に限界を感じてきた。やっぱり教室に行かないとダメなのかな」
クラシックギターを独学でやっていると必ず一度は感じることです。
私自身、ギター歴20年以上ありますが、途中で4年近くほとんど弾かない時期がありました。
仕事に打ち込んでいた時期なのですが、今振り返ると「もったいなかったな」という気持ちが正直あります。
再開したときは、「もう空白期間を作りたくない」と思ったことが、続ける上での原動力になりました。
今回は、クラシックギターを独学で続けるためのコツを、自分の経験を基にまとめます。
「上達しない」「壁にぶつかっている」と感じているすべての独学ギタリストに届けば嬉しいです。
目次
【①】独学でクラシックギターが難しく感じる理由
まず前提として、クラシックギターは客観的に見ても難しい楽器です。これは独学かどうか関係なく、そういうものです。
他の楽器と比べると、クラシックギターは右手と左手が完全に別の役割を担いながら、メロディ・伴奏・ベースラインを同時にこなす必要があります。
私はギターアンサンブルをやったりバンドでエレキベースを弾いていた時期もありますが、それらと比べると、1曲を仕上げる手間は雲泥の差です笑
さらに独学の場合、詰まったときに「何が悪いのか」を自分で見つけなければなりません。これが地味にしんどい。
ただ、難しいのはあなたの能力のせいではなく、楽器とジャンルの性質によるものが大きいということは、最初に言っておきたいです。
「向いていないのかも」と感じても、それが理由ではないことがほとんどです。
【②】「上達していない」と感じたときに確認してほしいこと
上達が止まったように感じる原因は、だいたい以下のどれかです。
〇目標が曖昧になっている
「うまくなりたい」という気持ちは誰もが持っていますが、「何が弾けるようになりたいのか」が明確でないと、練習のゴールが見えなくなります。
「この曲を3ヶ月で形にする」という具体的な目標があるだけで、練習の質が変わります。
〇同じ曲・同じ練習を繰り返している
すでに弾けている曲を繰り返し弾くのは、完成度を上げる意味では大切です。とはいえ、それだけでは新しいスキルが育ちません。
「少し難しい曲」に定期的に挑戦することが、停滞を抜け出すきっかけになります。
〇テンポを上げようとしすぎている
アルペジオやトレモロでよくある落とし穴です。
弾ける速さより速いテンポで練習し続けると、雑な動きが体に染み込んでしまいます。
「遅くても止まらない」を最優先にして、そこから少しずつ上げていく方が、結果として早く仕上がります。
〇練習時間が短すぎる・不定期すぎる
毎日15分でも弾き続けることと、週に1回2時間まとめて弾くのとでは、上達速度に大きな差が出ます。
毎日触ることで、指の感覚と筋力が維持されます。忙しい社会人こそ、「15分だけ」という低いハードルを設定するのがおすすめです。
【③】独学でクラシックギターを続けるための具体的なコツ
「弾きたい曲」を常に1曲持つ
モチベーションを保つ上で、これが一番効きます。
基礎練習だけを続けるのはしんどいですが、「この曲が弾けるようになりたい」という気持ちがあれば、練習にも意味が生まれます。
難しすぎる曲はすぐ挫折しますし、簡単すぎる曲は飽きます。「今の自分より少し難しい曲」を選ぶのがコツです。
私自身、弾きたい曲があるとき・ないときで練習への意欲がまるで違います。目下の目標曲を常に持つようにしてから、サボりが激減しました。
録音・録画して自分の演奏を聴く習慣をつける
独学で伸び悩む理由の一つが、「自分の演奏を客観的に聴く機会が少ない」ことです。
スマホで録音するだけでも十分です。
弾いているときには気づかない音のムラ・テンポのブレ・音量バランスの偏りが、録音を聴くとすぐにわかります。
「ここが気になる」という課題が明確になると、次の練習の目的も決まります。
最初は「こんなに下手なのか…」とショックを受けることもあるかと思いますが、それが一番正直なフィードバックです笑
曲と基礎練習を両立させる
「基礎練習はつまらない」と感じる方も多いと思いますが、ある程度のレベルになると基礎の重要性が身に染みてきます。
私の場合、60分の練習のうち、10分程度をスケール・アルペジオの基礎に充てています。
「曲の練習だけ」で行き詰まりを感じたとき、基礎練習を加えることで突破口が開くことがよくあります。
最初から強制するものではありませんが、「なんか伸び悩んでいるな」と感じたタイミングで基礎を取り入れてみるのがおすすめです。
完成した曲をレパートリーとして持つ
練習している曲がいつも「未完成」の状態だと、達成感が積み上がりません。
難易度問わず、「これは完成した」と言える曲を少しずつ積み重ねていくことが、長期的なモチベーションにつながります。
1曲仕上げるたびに、自分の成長が形として残ります。
できれば、こうして撮りためておくとベストです。
後から「ここは反省点だな」とか、時間を置いて振り返ると「自分、こんなんよく弾いたな」と褒めてあげたくなったりと色々楽しめます。
【④】それでも「もう無理かも」と感じたら
どんなに工夫しても、ギターを弾くのが辛くなる時期は来ます。私にもありました。
そういうときに、私が自分に言い聞かせていることがあります。
「弾かない期間を長くしすぎないこと」です。
やる気がないときでも、ギターに触るだけ触れればOK。好きな曲を1フレーズだけ弾いて終わりでもいい。
「練習しなきゃ」という義務感を一旦手放して、「ギターと触れ合う時間」くらいの感覚で続けることが大切です。
私が4年ほど弾かなかった時期を「もったいなかった」と感じているのは、別に目覚ましい成長があったわけではなく、「ギターという選択肢がある生活」自体が豊かだったんだと、離れてから気づいたからです。
完璧に弾けなくていい。上達しなくていい時期があってもいい。ただ、やめてしまうのだけはもったいない、と思っています。
おわりに
今回はクラシックギターを独学で続けるコツについて書いてみました。
まとめると、
・独学のクラシックギターが難しく感じるのは当然。楽器とジャンルの性質によるもの
・「上達しない」と感じたときは、目標の曖昧さ・テンポの問題・練習頻度を確認
・「弾きたい曲を常に持つ」「録音する」「基礎と曲を両立する」が独学継続の3本柱
・やる気がないときも、触るだけ触れれば十分。空白期間を長くしないことが大切
独学には限界もありますが、「続けること」自体に価値があります。壁を感じている方の参考になれば幸いです。
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最後まで読んでいただきありがとうございました。


