数ヶ月前に負った骨折(からの橈骨神経麻痺)が治ってきて、ようやくギターを弾けるようになったものの、早速オーバーワーク気味で練習お休み中の私です。
いやー、左手の持久力が落ちに落ちていました。
ギター弾けなくて時間が余り気味なので、今回は「根詰めて練習しない方が良いのでは?」という「戦略的手抜き」の練習案について書いていきたいと思います。
日々の練習で疲弊してしまっている・故障が怖い、といった方の参考になれば幸いです。
無理してギターを弾いても「いいことがない」
冒頭の繰り返しになってしまいますが、最近ようやくギター弾けるようになったので、そこそこしっかり練習するようにしていました。
何と言いますか、左手指先が柔らかくなっていたり、指の筋力が弱くなっている状態というのが気持ち悪いんですよね。「遅れを取り戻さねば」みたいな真面目なものでも、プライド等の高尚なものではなく、「惰性」とか「変化が嫌」といった表現の方がしっくり来るものです。
結果、1~2週間くらいの継続で「何か親指に違和感あるゾ。。」ということで、思い切って再度休むことにしました。
今にして思えば、弱った握力や、柔らかくなった故に痛む指先を庇って変な力が入って、最も弱っていたっぽい親指の腱に負担がかかっていたのだと思います。久々に弾けてたのが嬉しかったこともあり、「効くぜェ。。」とか思ってしまったのも敗因の一つでした。(これは、趣味の一つである筋トレの弊害でもあると思います)
痛みや違和感を覚えながらということもあり当然、練習のクオリティもそれほど高いものではなかったように感じています。(これはこれで、どうあっても「弾いていた」こと自体はマイナスではないのですが)
「オーバーワーク」VS「細々継続」の効率
ちょっと気になったので、練習スタイルとして「オーバーワーク」と「細々継続」のどちらが良いのか、計算してみました。
ざっくりですが、条件は以下のように仮定します。
〇オーバーワーク
・日々1%成長
・休息期間は-1%後退
・「30日練習」と「10日休息」を繰り返す
〇細々継続
・日々0.5%成長
・休息期間は「なし」
上記2パターンの練習スタイルを継続した際の成長、このようになりました。。
〇40日経過時点(1ループ)
〇365日経過時点
…思った以上に差がついたな、というのが正直なところです。これが複利の力、といったところでしょうか。
もちろんこれはシミュレーションでしかないので、「そんな頻繁に休むか?」とか「細々継続でも弾かない日もあるでしょ」といったツッコミどころは多々ありますが、それでも、故障するくらいだったら半分ほどで継続の方が良いということは、疑いようがないように思えます。
【戦略的手抜き】「無理しない」が軸の練習スタイル案
ここまでのお話を踏まえての練習スタイルを考えてみました。
・「細々継続」スタイルを主軸にする
・故障リスクがある練習スタイルは極力行わない
※演奏会前など、詰めた方が良い時期は慎重に詰める
・「細々」スタイルでも、違和感を覚えたら悪化する前に練習を切り上げる
・休息期間を要する場合、最小で済むような対策を心がける
※食事・睡眠・入浴等のケア
上記のような形が良いのかな、と思いました。
半分の時間(成果)でも、細々継続の方が大きな成長になるなら、却って気が楽です。
練習については各々こだわりもあると思いますが、最近は練習以外の時間、ケア部分も相当に重要と感じています。
具体的には、こういった類のことです。
・筋力回復のため、タンパク質をしっかり摂る(プロテイン推奨)
・寝不足は避ける
・風呂に入る(シャワーで済まさない)
…子どもの頃親に言われたことみたいですね。でも、やはり大事なことなんでしょうね。
おわりに
備忘も兼ねて、「戦略的手抜き」による練習スタイルをまとめてみました。
何も自堕落な姿勢を推奨しているわけではないのですが、故障するほど詰めるとめちゃくちゃ非効率なことが改めて理解できたので、今一度気を付けよう、といった次第です。
何かのご参考になればうれしいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。